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2009年2月 2日 (月)

2月になりました

はじめまして。月曜担当の小椋です。

毎日寒い日が続きますね。

風邪が流行していて、治療中お鼻で息ができなかったり、咳が出てむせてしまう人が急増中です。

さて、先日歯科の材料に関する研究をされている先生の講演を聞く機会がありました。

私の大学時代に教えていただいた先生なのですが、詳しい研究内容を聞いたのは今回が初めてでした。

先生は30年間、ずっと歯と材料を接着するセメント類の接着する力の大きさをしらべていて、さまざまな材料と歯をセメントでくっつけて、壊して、という一見非常に単純な実験を、気が遠くなるほどの回数行っているということでした。

何が言いたいのかというと、

歯科は材料をとてもたくさん使います。それらは、温度が高く、湿潤で、細菌もたくさんいる口の中の環境に耐えて、人体に無害である必要がある、とてもいろいろな条件を満たしたものでないといけないのです。

そして、そういった材料は、小さな小さな、そして地道な実験を積み重ねて開発・改良され、皆様の口の中で使われることになるのです。

当たり前のことかもしれません。

でも、こういう実験を人生をかけて行っている人がたくさんいて、それによって日々歯科医療は進歩しているのだなあと感じたので、思いつくままに書いてみました。

すぐに結果が見えなくてもとにかく続けることで何か見つけられる、とその先生は講演を締めくくっていました。

その姿勢を見習って、私も日々治療に励みたいと思います。

小椋麗子