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2009年2月21日 (土)

歯を抜かない

歯科インプラントという治療方法が大変世の中に広まってきたのは、この分野における技術の発展によるものであることは疑いのないことです。

インプラントばかりを研究してきた医師は、インプラント治療の優位性を唱え、治療のスタイルはインプラントをゴールとして考えていくのかもしれません。

ご承知のようにインプラントは、抜歯後に、欠損の部位に行われる手法です。

歯の神経を残す、抜歯をしないようにするために、歯の根の治療に技術を磨いている医師は、インプラントをゴールとして考えていないのかもしれません。

私のゴールは、後者です。自分の歯で噛むこと、です。

もちろん、はじめから歯のない患者に対しては、インプラントをすすめます。自信をもってすすめます。

なぜなら、インプラントによって、隣の歯であったり、反対側の歯、相対する歯を守ることができることを強く強く感じるからです。

最近、地味かも知れませんが、ラバーダムを用いて、歯の根の治療をして、歯を抜かないことへ特に執着しています。

インプラント治療にならないために!

では午後のインプラントオペと骨造成、しっかりやってきます。

大竹貫洋