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2009年3月 4日 (水)

ホワイトニングとは

ホワイトニングについての理解が、患者によって異なることがあります。

我々歯科に関係する者の中には、ホワイトニングとは歯を薬剤などを用いて、歯自体の色を白くすることだけを指し示すと考えたり、また患者もそのような認識なのだろうと、当たり前のように思ってる者がおります。

 

患者によっては、ホワイトニングという施術名から、賢明に想像し、"クリーニングによって黒ずみが取れることかな"とか、それぞれに思うでしょう。

 

分かりやすく(?)説明してみることにしました。

 

歯が相対的に白くなるには

1.クリーニング

2.スケーリング

3.ブリーチング

という施術によって行います。

1.は器具を使って、"歯の表面の汚れを取り除く"ことです。

2.は器具を使って、"歯の周りにある病原となり得る歯石を取り除く"ことです。

3.は薬剤を用いて、"歯自体の色を白くすること"です。

 

先日も患者からの『歯をホワイトニングしてください!』との希望があったので、よくよく話を聞きましたら、クリーニングの希望でした。

 

歯の色を決定付ける要素は、外表面の付着物と、内面の色や治療による変色、歯が生きてないことによる変色などがありますので、医師の診断の後に何をするか決めると良いと思います。

場合によっては、歯石を除去するだけで、綺麗になることもあります。つまり保険の範囲内で綺麗になることもあるのですから。

 

 

大竹貫洋