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2009年4月16日 (木)

安定した初期固定  上顎骨が少ない症例で

本日も、デンタルクリニック高円寺の大橋先生https://www.dc-koenji.jp/ と一緒にソケットリフトを行いました。

ソケットリフト時、シュナイダー膜に近いところにある骨を形成する際に少し工夫をしてます。


1.小さめな径のオステオトームで初期挙上を行い、

2.鈍的に手指にてマーカーを丁寧に押し込みながら、人工骨をコンデンスし、

3.(今回は)セルフタップ型のインプラントでさらに骨を拡げながら人工骨を骨折骨下に定位させる


インプラントフィクスチャーの先端付近への初期固定がよくなります。


ポーラスな骨である上顎骨は、セルフタップ型のフィクスチャー本体で少し拡大させます。



一番注意しているのは、むしろ、歯槽骨頂のホールをどのように形成するか、ですね。


ホールの最終径(入り口)は見えるので分かります、フィクスチャーが接する最も膜よりの径(出口)も微小骨折は伴っていますが想像ができます、が、その間はやはりイメージしにくいですから。


そのイメージの難しいところを、骨の脆弱さを利用して、テーパーのついたフィクスチャーで塞ぎながら拡大させる、というイメージです。



大橋先生とはかなり数をこなしてきまして、より安定したオペになってきています。



オオタケデンタルオフィス 大竹貫洋