矯正はしたいけれど
目立たせたくない
インビザライン・アライナ―は装着時に目立たないため、歯列矯正中であることを周囲にほとんど気づかれません。
インビザラインについて
インビザラインとは、透明のマウスピースを段階的に交換することで歯の移動、矯正を行うシステムです。
インビザラインは、治療を始めて1か月目から成果が現れる場合があります。
また、お仕事での制約やライフスタイルなど、従来の歯に直接矯正装置をつけるやり方がどうしても難しい患者様にはとても喜ばれます。
マウスピース矯正と
ワイヤー矯正の違い
アライナー(マウスピース)を用いた歯の矯正治療は、1日20時間(食事の時を除く)装着をしていただきます。どうしても外さなければならないときは、外すこともできますし、歯磨きもしやすいです。
マウスピース矯正で
できるケース・できないケース
近年、インビザラインはシステムの改良が進み、様々な症例に対応することが可能になっています。いくつか”マウスピース矯正”システムは存在しますが、インビザラインについては他のマウスピース矯正システムとは一線を画す存在かもしれません。
詳しくは、インビザラインの特徴にて後述いたします。
インビザラインは抜歯を伴って歯を大きく移動させるようなケースでも用いられることが適応可能となってきました。
ワイヤー矯正はドラスティックに歯の平行移動を伴うケースでも時間をかければ可能です。
マウスピース矯正に関してはそれに限界を感じることは未だありますが、インビザラインにおいては症例によってはできることもあります。
マウスピース矯正の治療期間
治療期間は症例によって異なりますが、ワイヤー矯正と比べても治療期間に大きな差はありません。
患者様の協力が大きいですが、治療期間については、最初のアライナー(マウスピース装置)から何個目でここまで動くということを示すことができるので、その点ではワイヤー矯正よりも治療期間を想像しやすいです。
また、インビザラインは、そのシステムの改良によって以前のような2週ごとのアライナー交換を厳守することなく1週ごとの交換が可能になるケースもあり、最短、半分の時間での治療進行が期待できることが分かってきました。
ただし、アライナーの交換タイミングを早めることだけを考え、不十分なまま次のアライナーへ移行することで、歯の移動が正確に行われないことも考えられます。結果として前のステップまでアライナーを戻すことにもなり、予測より結果として無駄な時間がかかることも考えられることから、一定のステップごとに来院をお願いし、注意して観察する必要があります。
当院のインビザライン矯正の特徴
当院では口腔内スキャナーiTero Element 2を導入しております。
旧来の歯型を取って情報を国外へ輸送する時間的なロス、その送られたもの自体に問題があった場合の再来院および再度輸送の時間的なロス等、これらが発生しないようになります。
歯列情報の管理をデジタルデータとして保存することで、模型データよりも劣化のないかつ精度の高いデータ保存が可能となりました。
iTero element2には、相談を受けたその場で現在の状態から治療後の歯並びの予想をみることができるシミュレーション機能があります。これは大きな利点であるように思います。シミュレーションだけを見て、治療をするか、しないかを検討することもできます。
当院の特徴として、噛み合わせを専門的に再構築する症例を扱うことが多いため、インビザラインとインプラント、歯冠補綴治療(セラミッククラウン等)を組み合わせた治療計画を立てることが多いのですが、これらすべてにおいてiTeroを用いながらワンストップでの治療が可能です。
マウスピース矯正で
利用する装置
前述のように当院では、iTero Element 2という写真法を用いた歯型の採得(光学印象法)を行います。
旧来上下歯の情報はその型をとる粘土のようなものを固めて採得しておりましたが、精度に問題があったり、追加情報において再度型を取る必要あり無駄な時間を要していました。しかし、口腔内スキャナーを使用することで、高精度かつ迅速に歯の情報を技工所やアライナー作成所へ送ることが可能になりました。
口腔内スキャナーについて
iTero Element 2は、3Dデータ作製・デジタル印象・歯並びシミュレーションを行うことが可能です。
型取りが苦手な人もスムーズに型取りができるため、歯並びシミュレーションにて治療終了後の歯並びがイメージできます。
マウスピース矯正の
治療の流れ
①カウンセリング
当院では無料のカウンセリングで大まかな治療の流れを説明致します。 患者様、個々の歯並びについて詳しく知りたい場合は、 |
②検査
個々の歯が健康であるのか、歯茎の状態はどうか、虫歯はないか、これらを総合的に診察をいたします。 当院ではインビザライン矯正のみを希望される患者様は多くはなく、口腔内全体の問題(虫歯、歯周病、顎機能、審美的治療etc.)を解決しながら併用されているケースが多いです。補綴、保存治療(歯に被せるクラウンや詰め物)を合わせてインビザラインを併用するタイミングを考察いたします。 |
③診断
虫歯や歯周病について一定条件をクリアした後に、歯並びについての診断を行います。歯の位置だけの問題なのか、顎の位置の問題なのか、その両方であるのかを模型やレントゲンで診断をいたします。 |
④治療開始
診断結果をご説明し、当院としておすすめする治療方法と、患者様が望む(例えば少数の歯のみの改善)治療方法をディスカッションし、基本的には患者様が望む範囲での治療方法を進めてまいります。 その際の限界、リスク等についても説明をいたします。インビザラインの治療については、患者様によって異なりますが、月に1度の来院をお願いしています。 |
⑤保定
治療を終え、歯の後戻りを防ぐために保定が必要となります。 |
近年の
インビザラインシステムの特徴
インビザラインシステムと他のアライナーシステムの差は、20年以上の技術開発を絶えず行ってきたところにあります。素材(SmartTrack素材)の向上による持続的ライトフォースの実現(2週間のアライナーの応力テストにおいて安定的)および高い弾性を有して元の形状に近い“戻り”を得ることで、トラッキングの向上が認められます。
加圧、マルチレイヤー素材により既成アライナー素材より適合が向上したことにより装着感が良く取り外しのしやすさも向上しました。
SmartForce機能により歯の正確な移動のコントロール、予測実現性の高い歯の移動を可能としています。歯に装着(白色で目立たない合成樹脂)するものをアタッチメントと呼びますが、このアタッチメントを使用しないアライナーシステムと比較した場合、有限要素モデルで解析の結果、インビザラインにおいては歯体移動が可能となったが、アタッチメントがない場合には歯の移動に望ましくない傾斜移動が認められたことが分かっています。
SmartForce機能におけるリトラクション(前歯群の後方への移動)用アタッチメントは、SmartStageテクノロジーと連動し、エラスティックの使用不使用にかかわらず犬歯を後方へ移動させる際に効果的に歯体移動させるように設計されています。
各ステージのアライナーの形状は、SmartStageテクノロジー、すなわち高度なアルゴリズムを用いて最適な歯の移動の進め方になるよう決定されます。また、モーメント/フォース比により歯の回転中心をコントロールすることで、立体的な動きを、すなわち歯冠に対する歯根の位置のコントロールを向上させています。
歯冠の歯根側付近への舌側に押すパワーリッジ機能と歯冠の切端付近のアライナーの歪みをコントロールするデザインによりリンガルルートトルクをかけることを可能にしたり、アライナーの不得意であった歯の挺出(歯の根と反対の方向へ動き)に対しても、最適アタッチメントよってアライナーの力がアクティブサーフェイスよって挺出可能となりました。
前歯の複数の歯にそれぞれ個別にこのフォースを加えるマルチトゥース前歯挺出用アタッチメントもあります。回転用最適アタッチメントにより、歯の回転の予測実現性も向上しております。少し専門的とはなりましたが、開発初期のような噛む力の垂直的な力が水平的力に変わって、傾斜移動を主とした歯の移動の達成からは大きく改良されていることが明らかです。
当院では無料カウンセリング(要予約)を行っております。
様々な歯科治療方法の利点欠点、あまりにも多すぎる情報、お悩みになっている症状の解決方法などにお答え致します。
ご予約・お問合わせを承っております。お気軽にご連絡下さい。